問診による方法|人ごととはいえないうつ病のリスク|クリニックの診断方法

人ごととはいえないうつ病のリスク|クリニックの診断方法

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問診による方法

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メンタルクリニックが行なううつ病の診断は、9つのチェック内容から把握することができます。問診などでこのチェックを患者さんに受けさせることで、うつ病に罹患しているかを診断する指標となるでしょう。うつ病は気分障害とも呼ばれているため、チェック内容の一つには気分の状態を尋ねるものがあります。チェックの内の2つは、抑うつ気分が続いているか、物事への興味や楽しみがなくなっているか、といったことです。抑うつ気分と聞かれても、どのような気分なのかわからないという人は多いでしょう。抑うつは大まかにいえば、さまざまな欲求が抑えられている状態を指します。何かをしようとする意欲がわかず、常に気分の滅入りや悲しい気持ちを感じ続けている状態です。抑うつ症状が現れているかどうかは、物事への興味や楽しみが失せているかどうかでも判断できます。好きだった趣味に興味がなくなってしまうことや、かつて興味のあった物事を行なっても、楽しいという気持ちにならなくなることがあれば、うつ病に罹っている可能性が高いと診断できます。

うつ病特有の精神的な症状として、ほかにも精神的な活動の停滞や焦燥感、慢性的な疲労感、集中力の大きな欠如などが挙げられます。これらの症状が現れた場合、一人で社会生活を送ることも困難となるでしょう。一日中ベッドの上から動けなくなる場合もあるため、家族や伴侶といった支えてくれる人の存在が必要となります。また、うつ病診断では、強い罪悪感の有無も調べます。抑うつ症状から常にネガティブな考えにばかり没頭するようになり、何度も死ぬことを考えてしまうことや、衝動的な自殺を図ることもあるため、非常に危険なのです。

クリニックが行なううつ病診断では、これらの精神的な症状だけでなく、身体面に現れる症状についても調べます。うつ病に罹った人の多くに見られる症状といえば、睡眠障害と摂食障害です。睡眠障害と聞けば、多くの人は不眠に関することだと考えるでしょう。しかし、うつ病に罹った人の中には、逆に極端に眠りすぎる場合もあります。うつ病に罹ると睡眠を妨げる交感神経が活発化します。そのため、なかなか寝付けないことや、眠りが浅くなるため寝すぎてしまうことがあるのです。摂食障害もうつ病診断をする上で重視する項目です。交感神経の影響により、消化器官の働きが悪くなり、食欲が極端に減ってしまうようになります。また、うつ病となると神経伝達物質の分泌が減るので、それを補おうと糖分を欲するようになります。甘いものを大量に食べる人や、暴飲暴食を繰り返す人なども、うつ病だと診断される可能性があります。