職場での罹患リスク|人ごととはいえないうつ病のリスク|クリニックの診断方法

人ごととはいえないうつ病のリスク|クリニックの診断方法

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職場での罹患リスク

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職場でのストレスチェックが義務化されたことからも、職場で働く社会人はうつ病のリスクが高いことが窺えます。職場でのうつ病の罹患率は、1996年から2011年にかけて2倍以上に増えており、もはや現代病の一つとして認識されつつあるのです。プライベートでの問題や学校とは違い、職場は生活の基盤の一つとなるため、体に多少の不調が見られたとしてもすぐに病院へ行こうと考える人は少ないでしょう。このことがうつ病の発見を遅らせ、気づいたときには入院を余儀なくされるほどの重症となる場合もあります。体の体調管理だけでなく、自分で行なうストレス診断などで精神面への管理を行なうことが必要となります。

多くの人が職場でうつ病を発症する理由は、大きく分けて2つあります。業務での成果の問題と、職場環境の悪さの2つです。多くの人が仕事を行なう理由は、給与を得るだけではなく、自分自身のやりがいを感じるためです。例え支払われる給与が高待遇であったとしても、業務で全く活躍できなければ、自信も喪失してしまい、業務を行なうこと自体が苦痛に感じてしまうでしょう。また、特に業務上に問題がなかったとしても、うつ病を発症してしまう場合があります。職場での業務に全く興味ややりがいを感じず、ただ受動的に仕事を行なっているだけの人は多くいます。そのような人は毎日の業務において、心に不満を募らせてしまい、やがて積もり積もった不満が莫大なストレスとなりうつ病を誘発させてしまうことがあるのです。特に最近では不景気による影響からか、職場の安定性を重視し自分が本来希望する仕事を諦めてしまう人が多くいます。やりたいことができず、毎日漫然と暮らしている人は、傍から見れば安定しているように見えても精神的な安定を著しく欠いている場合があります。思い当たるフシがあれば、うつの診断を受けておきましょう。

職場環境の悪さといえば、対人関係の悪さが挙げられます。職場でのパワハラを行なう上司や、自分の業務を押し付けてくる先輩社員や同僚、さらには手の掛かる部下のフォローなど、人間関係に辟易し日々大きなストレスに苛まれる人は多くいます。プライベートでの対人関係は、ストレスを与える相手に会いさえしなければ済みますが、毎日出社しなければならない職場ではそうもいかず、ストレスから逃れることができないのです。最近では「サービス残業」による超過労働が問題となっています。心身を癒やすプライベートな時間をほとんど過ごせず、膨大なストレスを抱え、ついには自殺に至ってしまう事件も報道されています。職場は一日の大半の時間を過ごす場所です。その場所で毎日強いストレスを感じるならば、うつ病に掛かるのも時間の問題となります。ストレスチェックなどの診断を利用し、自分がどれくらいのストレスを抱えているかを定期的に調べましょう。

職場でのうつ病は、疲れや加齢による問題だと勝手に判断する人が多くいます。うつ病は放置して勝手に治る病ではありません。深刻な病状にまで発展することを防ぐには、常日頃からのストレスの診断が必要です。パソコンなどから簡単にチェックできるので、空いた時間に利用するとよいでしょう。